ザリガニとキノコの食文化

スウェーデン料理というとミートボールにクリームソース、リンゴンベリーソース、マッシュドポテト、ヘラジカの肉やソーセージ、ケバブピザ(中東からの移民が多いので、いたるところにケバブ屋があるので、スウェーデン料理の一部だと思います)がありますが、季節の野菜はほとんどないので、四季の移り変わりで季節感を感じることがないです。夏にはイチゴが道端で売っていて、秋になると黄色いキノコ(みんな好き)がスーパーに出てきて季節を少し感じますが、それ以外は食で季節を味わう文化はほとんどないです。地元の人たちはその黄色いキノコを近所の森で採ってきて調理するそうです。キノコって難しいから素人が採って大丈夫か?って毎年思っております。なので、知り合いがその黄色いキノコを森で採ってきてお裾分けでくれようとしても、”アレルギーなんで”っていつも丁重にお断りしてます。

f:id:Shunichka:20201128073755j:plain

夏の風物詩

そして!8月にはザリガニ解禁になるのでみんな、ザリガニを食します!スーパーや出店で買えます。結構おいしいですよ。塩とディル(ハーブ)とビールで茹でて殻を壊して食べます。味は少し川臭い感じはしますが、気にならないし、触感は海老より少しプリっと感が劣るくらいですが、なかなかくせになりますよ。ハサミの部分も少し身が入ってるので見逃さないように。なぜか無口になって食します。カニ食べる時ってなぜかみんな無口になりますよね。それと同じ現象がスウェーデンでも起きます!日本ではイケアに売ってると思うので、気になる方はぜひ試してみてください。日本の川のザリガニはやめといた方がいいです。腹壊すと思います。

それと余談ですが、世界一臭いと有名なシューストリミングというニシンを発酵させた缶詰は試したことないです。スウェーデン人に聞いたら、嫌いな人が多いし、食べたことない人がほとんどでした。聞くところによると、一部の田舎の人たちや年配の方が食すそうで、僕の町のスーパーには売ってないです。機会があれば山奥へ行って試すかもです。

⇊このザリガニを食しました。20匹位食べました。

f:id:Shunichka:20201128072734j:plain

 

この4年間のやばかったベスト3

まだ4年間ですが、スウェーデンに住んでたくさんの出来事がありました。嬉しかった事、悲しかった事など様々ですが、その中でしんどかった、困った事ベスト3をご紹介させていただきます。

 

第3位・極寒の中1時間歩行

2017年12月仕事終わりで、自転車で帰宅しようと駐輪場へ行ったら、”あれっチャリが消えた?今日バスで来たっけ?”と、よく思い返してもチャリで来たはず。周りに移動されたかなと思い、見渡してもちゃりがない!盗まれた!チェーンをしましたが、細いチェーンだったので、切られました...どこでもあるんだなと思い残念な気持ちでバス停に向かいました。しかし!最終バスが終わってる...タクシーを使えばよかったのですが当時、僕はまだどこでタクシーがつかまるかもわからなかったので、徒歩で帰宅を決意しました。その時は靴がコンバースのローカットで靴下一枚だけの準備だったので、そこから1時間徒歩は足がビリビリ痛くなるほど冷たくなりました。その時は幸いにも気温がマイナス2度くらいだったので、霜焼け程度でしたが、帰宅後シャワーを浴びたら、足がパンパンに腫れてすごく痒くなって水虫かと思うくらいでした。

 

第2位・トイレ

2019年に日本へ一時帰国する時の出来事です。スウェーデンから日本までの直通便がないのでフィンランドで経由することにしました。フィンランド到着20分くらい前から急にトイレに行きたくなってしまいました。小の方です。しかし!その時はすでにシートベルト着用指示がでており、立ち上がることができなくなってしまいました!ですが、あと20分は厳しいなと思い、乗務員の方にトイレ行っていいですか?と聞きました。即答でNO!でした。どうするも何も選択肢は1つで、飛行機が到着するまで待つしかないですね...あの20分は人生で一番長い20分でした。冷や汗も出てきたので、他の事を考えようと山の景色考えたり、家族どうしてるかな、日本行ったら何するかな~トイレだな!集中できなかったです。なんだかんだで、飛行機が到着してシートベルトのサインが消え無事にトイレに駆け込みました。膀胱破裂するかと思いました。

 

第1位・住む場所が見つからない

スウェーデン人の彼女と別れた後、日本へ出戻る予定でした。でも、その前にフランスとイタリアへ旅行してから帰国する予定でした。前の投稿でも話しましたが、旅行中に仕事が決まり、スウェーデンへ滞在することに決めました。しかし!彼女と別れたので、違うアパートを見つけなきゃと思い、インターネットや在スウェーデンの日本人の方々に聞きましたが、見つかりませんでした。スウェーデンは居住場所を見つけるのがすごく難しいです。不動産に申し込んで空きの待ちが2年待ちとかです。

結局、スウェーデンの空港についてから急いで知ってる日本人の方々全員に電話しました。その中で一人、70代のマダムが一部屋貸してくれることになりました。そこから単身スウェーデン生活が始まりました。

 

海外だと困った事があるとどう対処していいのか、分からないことがあると思いますが、何とかなるもんですね。
どうでもいい個人的なベスト3でしたが、読んでいただいてありがとうございます。これからもスウェーデン情報や体験談を掲載していきますので、いろんな方に読んでいただければ嬉しく思います。コメントもお待ちしております。

寿司職人になることを決意

仕事探しから

スウェーデンに移住して約8か月間子育てやスウェーデン語を習いに学校へ行ってました。話がずれますが、SFI(Svenska För Invandrare)という移住者向けに無料でスウェーデン語を教えてくれる学校がスウェーデン国内各市にあります。話戻りますが、その8か月の間仕事探してましたが、なかなか決まりませんでした。アジア料理レストラン、寿司レストランなど履歴書持って面接に行っても今は人手が足りてるとかでした。日本人がほとんどいない町なので、日本人のコネもなく、貯金もなくなってきました。この時はなぜかレストランばかりに履歴書をもっていきました。さらに彼女ともうまくいかず、結局別れることになり、日本へ帰ることにしました。そして、最後にせっかくヨーロッパにいるから旅行してから帰る予定でした。行先はイタリアとフランスでした。しかし!イタリアに滞在中に以前面接をした寿司レストラン(現職場)のオーナーから、僕を雇いたいと連絡がありました。考えた末、滞在ビザがまだ1年あるから、とりあえず1年間やってみようと決めました。問題は住むアパートでした。スウェーデンではアパートを見つけるのがものすごく難しいです。その理由が難民を受け入れ過ぎて、供給が間に合っていなく、アパートを見つけるには、長い列を待たないといけないです。その期間は約2年位で大きい街だと5年から10年位だそうです。しかし!幸いなことに数少ない日本人の中で一人暮らしのマダムから一部屋借りることができたのです。その方は旦那さんが亡くなられて、子供達も独立され、一軒家で一人暮らしをされている方です。その方の人生を本にできるくらい波瀾万丈な人生を送られた方で、今でも交流させていただいてます。その方のおかげで今の僕があります。

 

旅行から帰りすぐに引越しして、仕事開始です。以前、某たこ焼き居酒屋で働いていたおかげでレストランのキッチンはすんなりこなすことができ、1か月後には正雇用させていただきました。寿司はど素人でしたが、インターネットやYouTubeを見て、独学で学びました。働いていくうちに、自分は接客が好きだし、以前から日本のものを世界に発信し、英語が使えるような仕事がしたかったので、この仕事って自分の一番やりたかった仕事じゃん!と気づきました。そして、早1年たち2018年に居住許可のビザの延長をしました。

 

ビザ取得と寿司職人育成コース

ビザ申請後、約1年後(これもまた長く待ちました)なんと!永住権を取得しました。その後、仕事をしていて日本人ならもっと本格的に寿司ができるようになりたいなと思い、2019年10月に一時帰国し、新宿のすしアカデミー2か月コースに参加し、寿司の基本中の基本を学びました。包丁の研ぎ方、寿司の握り方、三枚おろしの基本など。

今ではここまでできるようになりました。

初投稿!スウェーデンに移住したきっかけ

自己紹介

皆さん、こんにちは!はじめまして、シュニチカです。

今年でスウェーデンに住み始めて4年経ったので、何か新しい事を始めようと色々考えた結果、ブログやってみようと決めました。今までの人生は武勇伝があるわけでもないですが、日本で体験できないような出来事や、海外あるあるなど、現在海外に住んでる方々や、これから海外へ留学、旅行、移住などされる方々へ共有していきたいなと思っております。

 

移住のきっかけ

本日はスウェーデンに移住したきっかけです。日本でスウェーデン人女性と出会いましたが、出会ってから1か月半後くらいに、彼女がスウェーデンへ帰国してしまいました。その後、お互いちょくちょく連絡はしていましたが、徐々に連絡頻度は減っていきました。遠距離恋愛は難しいです。しかし!突然彼女が妊娠したと連絡がありました!正直、頭の中真っ白で、呆然としました。どうしよう、どうしよう。なかなか親に報告もできず、しかも、スウェーデン大使館から、DNA検査を受けてくださいと連絡がありました。赤ちゃんが僕の子供かどうか調べるらしいです。やべーなんか大ごとになってきた...なんで?でも、結果赤ちゃんは100パーセント僕の子でした。結局、子供が生まれる2か月前位に兄貴同伴で実家に帰り、事情を話しました。そして、生まれてすぐにスウェーデンへ約1週間会いに行きました。スウェーデンに着き、初めて子供を抱いたときに、スウェーデンに住もうと決めました。

しかし!移住はそう簡単にいかなかったです!居住許可の申請を移民局へ申請しましたが、2年かかりました...そして、めでたく移住しました。