寿司職人になることを決意

仕事探しから

スウェーデンに移住して約8か月間子育てやスウェーデン語を習いに学校へ行ってました。話がずれますが、SFI(Svenska För Invandrare)という移住者向けに無料でスウェーデン語を教えてくれる学校がスウェーデン国内各市にあります。話戻りますが、その8か月の間仕事探してましたが、なかなか決まりませんでした。アジア料理レストラン、寿司レストランなど履歴書持って面接に行っても今は人手が足りてるとかでした。日本人がほとんどいない町なので、日本人のコネもなく、貯金もなくなってきました。この時はなぜかレストランばかりに履歴書をもっていきました。さらに彼女ともうまくいかず、結局別れることになり、日本へ帰ることにしました。そして、最後にせっかくヨーロッパにいるから旅行してから帰る予定でした。行先はイタリアとフランスでした。しかし!イタリアに滞在中に以前面接をした寿司レストラン(現職場)のオーナーから、僕を雇いたいと連絡がありました。考えた末、滞在ビザがまだ1年あるから、とりあえず1年間やってみようと決めました。問題は住むアパートでした。スウェーデンではアパートを見つけるのがものすごく難しいです。その理由が難民を受け入れ過ぎて、供給が間に合っていなく、アパートを見つけるには、長い列を待たないといけないです。その期間は約2年位で大きい街だと5年から10年位だそうです。しかし!幸いなことに数少ない日本人の中で一人暮らしのマダムから一部屋借りることができたのです。その方は旦那さんが亡くなられて、子供達も独立され、一軒家で一人暮らしをされている方です。その方の人生を本にできるくらい波瀾万丈な人生を送られた方で、今でも交流させていただいてます。その方のおかげで今の僕があります。

 

旅行から帰りすぐに引越しして、仕事開始です。以前、某たこ焼き居酒屋で働いていたおかげでレストランのキッチンはすんなりこなすことができ、1か月後には正雇用させていただきました。寿司はど素人でしたが、インターネットやYouTubeを見て、独学で学びました。働いていくうちに、自分は接客が好きだし、以前から日本のものを世界に発信し、英語が使えるような仕事がしたかったので、この仕事って自分の一番やりたかった仕事じゃん!と気づきました。そして、早1年たち2018年に居住許可のビザの延長をしました。

 

ビザ取得と寿司職人育成コース

ビザ申請後、約1年後(これもまた長く待ちました)なんと!永住権を取得しました。その後、仕事をしていて日本人ならもっと本格的に寿司ができるようになりたいなと思い、2019年10月に一時帰国し、新宿のすしアカデミー2か月コースに参加し、寿司の基本中の基本を学びました。包丁の研ぎ方、寿司の握り方、三枚おろしの基本など。

今ではここまでできるようになりました。